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見出しトップタイトル ≪四柱推命学「初学詳解」≫

始めから学ぶ
「四柱推命学」 基本
基礎編 その 4 ≫


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前頁に引き続き四柱推命学「基礎編」の解説を加えていきます。

前ページとなる「基礎編」 “その ” ページでは、十干・十二支を組み合わせた六十干支の解説から始まって、「通変星」、「十二運星」の活用にまで筆を進めてまいりましたが、本ページでは引き続いて「基礎編」 “その 4 ” を執筆することでこの龍得水「基礎編」シリーズの万全を期したいと思います。

これまでは四柱推命学の成り立ちから始まって、本学を理解する上で避けて通ることの出来ない基本的な約束事や専門用語の説明を中心にこの「基礎編 シリーズ」を執筆、編集してきたものであります。

本編 “その 4 ” ではこれまでの「基本知識」をベースに生年・生月・生日・生時の誕生日を「四柱」に並び揃えた「命式」と呼ばれる組織図の完成に伴なって派生する諸問題の数々を取り上げ、併
(あわ)せその理解と解釈を下記の ≪目次≫ に従って解説に努めてまいります。


また「基礎編」等の本編 “講座シリーズ” とは別に、これら四柱推命による
“ご自身の運命 をこの機会に先ず確認してみたいと願われる方には、かねてより龍得水が提唱する四柱推命学をベースに “社会の中でどれほどの活躍チャンスを備えているか?” を個人別に作成した人物鑑定書をお届けしております。

これらは人物評価「通知表」と名称して作成されるもので、これがどのようなものであるかは現物見本を含め、以下に示した文字列をクリックすることで確認が出来ますので是非一度ご覧下さい。

  
人物評価「通知表」の内容ご案内ページ に


四柱推命学が数ある運命学の中でも飛びぬけて “難解” であると評される大きな要因の一つに本編「基礎編」にて縷々(るる)解説を進めてきたとうり、本学における基本用語の独特な理屈と、それを正当化している妥協を許さないような論理構成の理解であろう。

しかし、“飛びぬけて難解” であることの裏返しとして、これまた数ある運命学の中で “飛びぬけて高い的中率” を誇って来たことも少しでも本学を学んだことがある者ならば誰もが認めるところでもある。

「基礎編」 “その4 ” となる本ページでは、四柱推命学における論理構成の中で比較的「固定的」な解釈、あるいは判断がなされている「四柱の位取り」、「六親配当」、「神殺看法」等の項目を中心に、なるべく分かり易い解説を進めてまいりますが、今回ここで取り上げている一連の「基礎編」シリーズはあくまで実践、鑑定に至るための基本知識であって、いわば本学の土台を構成する部分であります。

これより先に位置する「上級編」シリーズについては、既に “Web会員専用” の運命学「専門サイト」として開設し、現在も執筆・編集を重ねて掲載中のところであり、これらの詳しい内容についてはその概略を「パスワード」取得の
“案内ページ” 欄の中でお示しするとうりで、本編「基礎編」シリーズとは一線を画するものとなっております。


そもそも運命学が “何ほどのものか?” という基本的な命題もありますが、しかしそれよりも以前の問題として “運命” そのものの存在を肯定するような事象が「人生」という人間同士が営む複雑に入り組んだ現社会の広大なフィールド上で実際に起こっている “出来事” ・・・ すなわちある者にとっては不条理極まりない苦難の連続であったり、またある者にとってはこの世の美果を一身に集めるようなラッキーであったりする・・・ これら数々の人力を超えるが如き「何か別の力?」としての “実感” を我々は拭い去ることが出来ないでいるのであって、これもまた一方の現事実であると言う他ないのである。

だからこそ運命学を学ぶ理由がそこにあるのであり、数ある運命学の中で四柱推命学が最もこの命題に真摯に向き合っている運命学であることは本学を少しでも勉学した経験をお持ちの方なれば一応にご理解いただけるところであろう・・・・・。

この不思議ともいえる「運命」に興味を持っておられる方、またこれを機に本格的な四柱推命学を少しでも勉強してみたいと思っている方、あるいは熱心に運命学を愛好されている方、さらにはプロを目指して勉学の志を懐いている方々のために、龍得水が新たに
Web会員専用の運命学「特別講座サイト」として開設した「上級編シリーズ」は、より専門的に勉学・研究ができるよう編集に心掛けた「会員制」システムの特別な “限定サイト” となる、謂わば本編「基礎編 シリーズ」の上位に位置する「講座プログラム」であります。

この Web会員専用の運命学「特別講座サイト」をご利用いただくには龍得水発行の「パスワード」が必要となります。

これら会員限定のサイト内ページの内容を説明した “ご案内ページ” は下記の文字列をクリックしてページを開き、ここで「サイト内ページの内容」、並びに「パスワード」取得の手順等を確認し、お申し込み頂ければ誰もがメールにて入手できます。


  「パスワード取得の案内ページ」に


この「基礎編」シリーズも “その 1 ” から始まってやっと本ページである “その 4 ” に至るも筆が遅々として進まぬことを遺憾としますが、これより下記≪目次≫欄に掲げた項目に従って順次解説を進めることとします。
龍得水も何分若くはありませんので筆の遅れは老体に免じてご容赦いただければ幸いであります。


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四柱推命学 「基礎編」
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四柱命式組織表    
  (1) 四柱干支を配列するの基準   
     二十四節気一覧表   時の干支早見表
  (2) 月律分野蔵干    
     分野蔵干深浅割合   分野蔵干早見表
四柱の位取り    
  (1) 年柱の位   (3) 日柱の位
  (2) 月柱の位   (4) 時柱の位
10 各柱別の通変星吉凶      
  (1) 年柱にある通変星の吉凶      
11 神・殺 看法      
  (1) 神・殺一覧早見表      
  (2) 各神殺の吉凶解説      
     大極貴人     天乙貴人    福星貴人    天厨貴人
     天福貴人     天官貴人    文昌貴人    節度貴人
     その他の神殺吉凶解説について
12 五行の旺衰・強弱       
  (1) 日干の力量(旺衰・強弱      
  (2) 五行別の四時旺衰表      
           
   「基礎編」の終わりに  
   
   
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      50 音別で 専門用語の索引 が出来ます

上記 ≪目次≫ 案内とは別に、本サイト内に収められた「四柱推命学」シリーズで使用されている用語集を改めて統括し、“50音別” に分類したものを下記文字列をクリックすることで個々に索引することができるように手配しました。
(あわ)せてご利用下さい。

四柱推命学「基礎編」 シリーズ 内
項目 並びに 専門用語の
50音別 索引 一覧表



それでは前ページに引き続いて「基礎編」“シリーズその 4” の解説を、以下に掲げた見出し項目である「四柱命式組織法」より順次筆を進めることとします。



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 四柱命式組織表
そもそも四柱推命学における「命式」とは “人の誕生日” である「生年・生月・生日・生時」を刻んだ太陽暦をもとにしたカレンダー上の “数字” を、中華往古より綿々と受け継がれている大陰暦、すなわち「“干支” 暦」に置き換えて作成なすもので、これによって “ただの数字” であった誕生日が「干支」という古くて新しい “天地・自然の理” を内包するところの記号に置き換わり、ここに四柱・干支・八字が決まって各人、各様の「命式」が整うことになるのである。

これら “干支” はいずれも「干支暦(万年暦)早見表」より簡略に繰り出すことが可能であり、この万年暦は一般に市販されているところの四柱推命学の解説本の巻末においても一様に一覧掲載されているようですので、命式作成にあたってはそちらをご利用頂くこととし、ここではその万年暦一覧表の作成を割愛させていただきました。


 (1)四柱干支を配列するの基準


このように各人の生年・月・日・時を万年暦早見表から干支を繰り出すことで「命式」を作成することになるのですが、これらは年度変わり、月の変わりが「二十四節気(せっき)」をもとに作られているため現在広く普及している「太陽暦」の時間経過とは年・月等の替わり目が若干異なるところがあり、次にこの “二十四節気表” を一覧表示して大陰暦における時間経過の在り様を記します。



二十四節気 一覧表
節気 節気入り日 月節・中気の別 十二支   節気 節気入り日 月節・中気の別 十二支
立春
りっしゅん
2月
日頃
(月節) 寅月 立秋
りっしゅう
8月
日頃
(月節) 申月 
雨水
うすい
2月
19日頃
(中気) 処暑
しょしょ
8月
23日頃
(中気)
啓蟄
けいちつ
3月
日頃
(月節) 卯月 白露
はくろ
9月
日頃
(月節) 酉月
春分
しゅんぶん
3月
21日頃
(中気) 秋分
しゅうぶん
9月
23日頃
(中気)
清明
せいめい
4月
日頃
(月節) 辰月 寒露
かんろ
10月
日頃
(月節) 10 戌月
穀雨
こくう
4月
20日頃
(中気) 霜降
そうこう
10月
24日頃
(中気)
立夏
りっか
5月
日頃
(月節) 巳月 立冬
りっとう
11月
日頃
(月節) 11 亥月
小満
しょうまん
5月
21日頃
(中気) 小雪
しょうせつ
11月
22日頃
(中気)
芒種
ぼうしゅ
6月
日頃
(月節) 午月 大雪
たいせつ
12月
日頃
(月節) 12 子月
夏至
げし
6月
22日頃
(中気) 冬至
とうじ
12月
22日頃
(中気)
小暑
しょうしょ
7月
日頃
(月節) 未月 小寒
しょうかん
1月
日頃
(月節) 丑月
大暑
たいしょ
7月
23日頃
(中気) 大寒
だいかん
1月
21日頃
(中気)


このように生月となる月節は「春・夏・秋・冬」の四季を直接に表わすものであり、一年の「寒暑・冷暖」を司って太陽が支配し、その影響力がストレートに発揮されるところでもあります。

すなわち二十四節気は季節の移り変わりを「十二 “月節”」 と、同じく「十二 “中気”」 の絶妙な代名詞である “節気” によって人間の営みと大自然との係わりを表現したものであり、真
(まさ)に生活実感のこもったカレンダーであって、このカレンダーとなる一年・十二ヶ月に「干支」が巧みに組み合わさって現在に至るのである。

しかし、上表をご覧頂いてもお分かりのように年の始まり、月の始めが太陽暦のように「一日」となって統一されておらず、故に一年の始まりと、各月の始めが現在の太陽暦とは異なりますので「命式」作成にあたっては次のことに注意する必要があります。

a
(年)
生年月日が立春(節分)より前に生まれた人の生年「干支」は “前年の干支” を用い、立春後の生まれならばそのまま当年の干支を用いる旧来からの見方が一般的ではあるが、これに対して、12月の(中気) “冬至” をもって年度の替わり目と見る立場の者も近年少しずつ多くなっているようである。

b
(月)

各月節(節入り日)までに生まれた人の生月の干支は “前月の干支” をもってこれにあて、月節の日を過ぎれば “当月の干支” を採
(と)ります。

c
(日)

生日の干支は前二項の条件に関係なく、各月の一日の干支から順に日数を生まれた日まで数えて “生日にあたる干支” を用います。

d
(時)

生時の干支は生日の干、すなわち日干を基(もと)に下段図表で示す「時の干支早見表」より繰り出しますが現況一日の境が “子” の刻中の “0時” となることから、これに従って生まれ時刻が午後11時~0時となる場合は生時のみ翌日の「干」をもってこれにあてるとする見方が現況一般的のようであります。
しかし、一日の終わりを亥の刻である午後 “11時” とする旧来よりの見方を唱える者も結構多いようである。

このように近年では新年度の替わり目、また当日と翌日との境目の区切りをどうするかで諸説があるようで、古くは主に大陰暦(旧暦)に従って判断されてきたのであるが、昨今では例えば生時の干支を尋ねる場合、一日の境を現在の時計の時間経過と同じように午後 “11時” から “0時” までに生まれたとすれば、下記「時の干支早見表」最下段は「亥の刻」で終わっており、これ以後 “0時” までは生時の天干だけ翌日の「干」を採用し、“0時” を過ぎて午前 “1時” までに生まれた場合は日替わりしてそのまま当日の「干」を充
(あ)てるとする見方のほうが主流のようである。

また年度の境も上記「二十四節気早見表」の「冬至」を起点に新年とする見方も増えているようで、これは一日の境を「子の刻」の真ん中で採るのであれば、同じく「12月・子月」の真ん中である「冬至」を採用した方が現況の太陽暦にも寄り添った形となって整合性もこちらの方があるのではないかという判断のようである。

古来より「冬至」を境にしてこれより一陽
(いちよう)は来復(らいふく)して陽射(ひざ)しの時間が一日づつ増して夏の「夏至」に至るのであり、この意から「冬至」前の “全陰” から一つの “陽” が再び戻って来たのであって、これを「一陽来復」と称して愛(め)でたのである。

ここから順次 “陽” が増して「夏至」前の“全陽”、すなわち昼間の時間が一番長い「夏至」へと至るとする考え方の背景が “冬至説” を唱える方にはあるようです。

しかしこれとは別に、中国では長い歴史の中で時代によっては多少の変遷があったとしても、未だに「春節」と称して旧正月を盛大に祝う慣習が連綿と続いているのも現実であり、その意味では「立春」を年度替わりとする考え方にも歴史の重みがあるのであろう。
現況ではこの説を唱える者の方が多いのもこれはこれとして自然の成り行きともいえる。

これら諸説の検証については後々の判断に委ねるとし、ここでは現況をそのまま記すに止めます。

また二十四節気の解説については「基礎編」その にてもその論拠等を示すところであり、以下の文字列 ≪ 時間経過と二十四節気進行表 ≫ をクリックすることで確認できます。


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これよりは生時の干支を繰り出すための「時の干支早見表」を下段に図示します。

これらは生日「日干」を基に「子の刻」より「亥の刻」に至る “生まれ時間に該当” する干支を尋ねるもので、これによって生年・生月・生日・生時の四柱「干支」が揃うものとします。



時の干支 早見表
時間\日干 甲・己
の日
庚・乙
の日
丙・辛
の日
壬・丁
の日
戊・癸
の日
(自)午後   11時
(至)午前 ~ 1時
甲子 丙子 戊子 庚子 壬子
(自)午前    1時
(至)午前 ~ 3時
乙丑 丁丑 己丑 辛丑 癸丑
(自)午前    3時
(至)午前 ~ 5時
丙寅 戊寅 庚寅 壬寅 甲寅
(自)午前    5時
(至)午前 ~ 7時
丁卯 己卯 辛卯 癸卯 乙卯
(自)午前    7時
(至)午前 ~ 9時
戊辰 庚辰 壬辰 甲辰 丙辰
(自)午前    9時
(至)午前 ~11時
己巳 辛巳 癸巳 乙巳 丁巳
(自)午前   11時
(至)午後 ~ 1時
庚午 壬午 甲午 丙午 戊午
(自)午後    1時
(至)午後 ~ 3時
辛未 癸未 乙未 丁未 己未
(自)午後    3時
(至)午後 ~ 5時
壬申 甲申 丙申 戊申 庚申
(自)午後    5時
(至)午後 ~ 7時
癸酉 乙酉 丁酉 己酉 辛酉
(自)午後    7時
(至)午後 ~ 9時
甲戌 丙戌 戊戌 庚戌 壬戌
(自)午後    9時
(至)午後 ~11時
乙亥 丁亥 己亥 辛亥 癸亥


生年・生月・生日・生時の四柱・干支の配列が出来れば、次はこれら地支中より「月律分野蔵干」を引き出さなくてはなりません。

これよりはこの「月律分野蔵干」の解説に進みます。


 (2)月律分野蔵干


月律分野蔵干とは地支中に蔵
(かく)された天干の存在を指し示すものであって、「天」は天干で天の “気” を表わしてその性は「陽」にして清く、軽きとし、「地」は母なる大地でありこれを地支に象(かたど)って地の “質” を表わして形あるものとし、その性は「陰」にして重く、濁るとするのである。

軽くして清きは十天干で表わし、これを「天元」と称し、重くして濁るは十二地支で表わしてこれを「地元」と称し、この天地が交わって母なる大地から新しい生命の「気」が「質」をともなって誕生する、これすなわち「人元」となすは本「基礎編」の十干、十二支の項にて説明を加えてきたとうりで、人もこの天地の理
(ことわり)の中で生成化育を繰り返している一生物であり、地支中に蔵する天干が人命の「元」となって輪廻を繰り返すものとし、その意からしても月律分野蔵干の在り様が人命を支配する重要項目と言われる所以(ゆえん)でもあるのです。

特に月節は「春・夏・秋・冬」四季の移りである季候を支配するもので、月支にあたる十二地支はそのまま寒暑・冷暖を司って循環し、その月の太陽の影響力を一番ストレートに現している場所であり、月律分野とはさらにその月の一ヶ月間における気候の変化を区分するもので、天干五行によってこれを巧妙に配置し、表現成すものであります。

地支蔵干は下表にも示すとうり、その月の一ヶ月間における気候の移りを初気、中気、正気と分けることで変化を細分化したものでもあり、人が生まれた誕生日を基にそれがその月の節入り日より幾日目に生まれたかを知り、その数によって各十二支中に定められた月律分野蔵干が決まるのである。

ただ、この月律分野「蔵干」の考え方、取り出しについては流派によって色々と解釈の違いもあるようで、一番シンプルな立場をとるグループはこの分野蔵干の考え方そのものを考慮せずに地支は地支として天干を支える働きに重きを置くとし、また別の流派では分野蔵干を月支のみ区分し、月支が「中気」であればこれを年・日・時支に及んで総てを「中気」とする見方もあり、さらに別の一方では誕生日を中心に下記「分野蔵干深浅割合表」に示した時間単位を年・日にまで敷衍
(ふえん)し、生年は2月だから「初気」の天干を用い、生月は29日であれば「正気」とし、生日は何時の生まれだから「中気」とするなど、各柱ごとに細かく分野蔵干を分けて取用するグループもあるようである。

このように月律分野蔵干の取用法には色々考え方の違いがあるようですが、これについての小生の判断はまた別の機会に譲り、本「基礎編」においては現状を述べるに止めます。

地支蔵干については月律分野蔵干深浅表より割り出せばよいのであるが参考のため次にその蔵干分野の割り当て日数を下表に示します。



月律分野蔵干の深浅割合表
  地支 初気 中気 正気
四正 )が10日1時間 )が20日2時間
)が10日3時間 )が20日6時間
)が10日 )が10日1時間 )が11日2時間
)が10日3時間 )が20日6時間
四長生 )が 7日2時間 )が 7日2時間 )が16日5時間
)が 7日2時間 )が 7日3時間 )が16日5時間
)が 7日2時間 )が 7日2時間 )が16日5時間
)が 7日2時間 )が 7日1時間 )が16日5時間
四墓 )が 9日3時間 )が 3日1時間 )が18日6時間
)が 9日3時間 )が 3日1時間 )が18日6時間
)が 9日3時間 )が 3日1時間 )が18日6時間
)が 9日3時間 )が 3日1時間 )が18日6時間


各十二支中に蔵する分野蔵干の初気、中気、正気、それぞれの「天干」が影響するとする割合いは以上の如くでありますが、これをさらに節入り後からの日数で初気、中気、正気の蔵干が簡略に引き出せるように早見表として一覧表示したものが下表となります。



月律分野蔵干 深・浅 早見表
生月地支   
節入後
5日
まで
初気蔵干
                         
                         
                中気蔵干
                           
10                   中気蔵干
11 正気蔵干                 中気蔵干
12                            
13 正気蔵干                
14                          
15 正気蔵干                
16                          
17                          
18                          
19                          
20                          
節入から
21日
以降
正気蔵干                      


上記「月律分野蔵干 深・浅」早見表の見方は、薄草色の範囲が「初気」蔵干を示し、薄黄色は「中気」蔵干の範囲となり、薄桃色以降、次の月節日までが「正気」蔵干を示すことになります。

例えば「子」の地支の場合、「初気」蔵干は “壬” であることが分かり、そのまま下へたどれば「11日」に “癸” が表われてこれ以降は薄桃色の「正気」蔵干であることが確認できます。

さらに一例して「丑」をとれば、「初気」は “癸” となってこれが範囲は節入りから9日間となり薄草色で示す如くで、同じく節入りから「10、11、12日」までの3日間の薄黄色の範囲をもって「中気」の “辛” となり、さらに下って「13日」以降の薄桃色の範囲が “己” の「正気」と確認でき、よってこれを採るのです。


四柱推命学「基礎編」も “その4 ” にページが進み、上記月律分野蔵干を繰り出しての「命式」組織法にまで達することが出来ました。

まだまだ “道は半ば” の感を拭えないほど至らぬところが多々あって遺憾とするところであり、これからも気が付いた時々に修正、追加を加えてまいりたいと思っており、これより以下は概略的に思いついた項目を「(9)四柱の位取り」を筆頭に追加していきます。


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 四柱の位(くらい)取り
生年・月・日・時を基に組織された「命式」となる四柱には各柱それぞれにあてがわれた意味があり、その一つとして位取りがあげられます。

それは下記のとうり「年柱」を祖先とし、「月柱」を生家とみなし、「日柱」は我れ自身と配偶者の位置であるとし、「時柱」をもって子孫、結果の場所と定義するいわば固定的な見方で、それはあたかも先祖に始まって子孫に至る川の流れを意とするものでもあります。

しかしこれらは各柱を時間軸でとらえた場合の定型化した概念であって、四柱・八字をこのように固定した形で鑑定に及べば、その瞬間 四柱「八字」はとたんに “ただの八字” となって解釈は固着化し、無限の融通性を欠いて窮屈となり、杓子
(しゃくし)定規な鑑定に陥って「死法」と化してしまうのである。

後述する予定である「神殺看法」もまた然りで、要はこれら定型化した判断は一定の規矩を有するといえどもあくまで補助的な役割りを担った一つの看命法であって、本学において最も重要な概念は詰まるところ干支・八字の陰陽五行が繰りひろげる制剋・生化に尽きるのであり、どうかその意をもって各柱、各様の理解に努められることを望みます。

これより各柱別に意味するところの固定的な概念を、生年・月・日・時に分けて順次解説を加えることとします。


 (1)年柱の位
  
生年は祖先、祖父母の位とし、四柱の根となります。
ここでは先祖と我が身との係わりを見、ここに喜神・吉神臨めば祖蔭は厚く、父祖の徳を多く受ける事になります。
しかし逆に忌神・凶神が顕れれば先祖の徳を受けること薄く、祖業を破って他に一家を構えるとするのです。

 (2)
月柱の位
 
生月は我が生家であり父母、兄弟・姉妹の棲むところとなり、四柱の幹となって兄弟・家族・家庭の位です。
また月支は四季の旺衰を表わして命局の中心となり、全体を支配して最も重要な役割りを担った場所であり、この位置に破れあって救うものなければ一生を通じて不運・不如意であって、貧富・貴賎・寿夭の厚薄はまさに月支の興廃にかかります。

 (3)
日柱の位
 
生日は我が身自身であり、我が精神・気力の宿るところとし、天干は我が身、地支は配偶者の位となります。
日支は我が身・天干が坐すところであり、我に一番近くしてこの位置破れあるときは配偶者は直接の助けとならず、自身も不安動揺して家庭基盤は軟弱となるを否めないです。

 (4)
時柱の位
 
  生時は子孫の位とし、四柱が結実するところであり、“帰宿の地” と称して総ての結果であるとします。
ここに喜神臨めば子の孝養厚き意となって晩年恵まれますが、逆に忌神・凶神害をなせば始めよくても終わりを全うできず、老いて苦境に立たされる意を強くするのです。

このように四柱にはそれぞれに位取りとしての意味があるのですが、これらはいずれも定型的な見方であって、年・月・日・時で隔てられた各柱別の固定化された概念を中心に論理付けされた、いわば “一般的な解釈” でもあり、当然の如くこれら四柱にはそれぞれに「通変星」が附され、その通変星別の解釈が加味されるのである。


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10 各柱別の通変星 吉凶論
日干を中心として「年・月・日・時」、各柱それぞれに配された日干以外となる「干支」 “七字” にはそれぞれ “七つ” の「通変星」が日干の “我が身” を取り巻く状態、すなわちそれは「我(われ)」が置かれた “立ち位置” としての環境であったり、あるいは人間関係の中での吉凶・得失として存在するいわば “運命的” な誘導暗示でもあるのです。

当然のことながら各柱別に “位取り” されたこれら「通変星」にも四柱それぞれの意味するところに従った独自の吉凶判断が加味されるのであって、これら各「柱」別、各「通変星」別の詳しい解説をこれより進めてまいりたいと思います。


 (1)年柱にある通変星の吉凶


生年は日干より見て一番遠き位置となりますがここに表れる「通変星」の吉凶により先祖との係わりを示すものとし、生年を根として我が「DNA」は生月が意味する生家に繋(つな)がり、これが生日の我に及ぶのであり、そして生日の日干が配偶者を得てさらに生時の子孫に繋がることで四柱「年」から「時」への一連の流れがいわゆる “輪廻” となって “命” が廻るとするのである。

ここで謂
(い)うところの吉凶判断は、年柱をある種 “スポット” 的に捉えたものであり、あくまで “そのような意味あいがありますよ” といった範疇(はんちゅう)で理解すべき事柄であって、これを断定的な “である” 調に固執すれば鑑定はその瞬間一つ一つが定型化して「死法」となり、結果、単なる「おみくじ的な “お告げ”」と化してしまうことを厳に慎むべきで、その意をもって以下に掲げる解説を理解されるよう一言付記しておきます。



比肩星

この星が年にあるときは分家筋の家柄となるか、あるいは弟、妹の生まれとなる者が多いです。
またこの位置における比肩星が忌神となれば先祖との係わりのなかで財産・金銭上の迷惑を被
(こうむ)ったり、あるいは妻が苦労する意が強くなるとします。
劫財星
この星は比肩と概略同じ傾向となりますが、特にこれが忌神となれば祖先の徳を受けることが薄き象となり、資産を継いでも財産上の争いが多くなって祖財を護
(まも)り切れない等々、比肩にも増して不如意(ふにょい)とします。
食神星
食神は寿星とも称し、これが生年にあるは血統正しく、破るもの無ければ目上、父祖の徳を受けること厚いです。
しかし、倒食されれば逆に先祖の徳を受けること叶わず、零落
(おちぶ)れて頼りとならないのである。
傷官星
この星生年にあるは正官の貴気を破って相続権に障害をもたらす意が強くなり、命中の忌神となれば祖業に背いて先祖との係わりも齟齬
(そご)、禍(わざわい)多く最も嫌うところとなります。
しかし、これが喜神となるときはよく財の根となって吉意を発するのです。
偏財星
偏財あるは商家の生まれとなる者多く、父、または祖父は養子となって家を継いだ意が強いとされます。
またこの星神に傷み無ければ裕福の家柄と見ることが出来るが、比肩、劫財重ねてみれば財産争いを生じるとします。
正財星
生年に正財あるは先祖が築いた財物であり、資産厚き意があって蔭徳を得ます。
しかし、劫財重ねてあるときは財産争いで消耗のこと多く、のち家運は傾いて凋落
(ちょうらく)の余儀なきに至る。
偏官星
そもそも偏官は我が身からみて七殺・敵星であり、生年にこれを見るは基本的に先祖と馴染まない傾向が強く、かえって他郷に出て自由を得る意があります。
偏官といえども喜神となればよく耐えてのち先祖を凌ぐと見ますが、忌神となるときは諸事に亘って不利となり、先祖との係わりの中で拘束され、果ては病弱、災害に泣かされるとするのです。
正官星
正官が年にあるは家系正しくして先祖の蔭徳厚き象であり、その多くは長子の命とみるのである。
財をみれば富貴・名望の家とし、正官が傷官にて破られて救うもの無きは結果的に家名を汚
(けが)して不名誉となるのです。
偏印星
この星神が生年にあるはこれが喜神とならない限り先祖の徳に薄くして他国に出る傾向を強め、重ねて偏印多きとなれば父母と馴染まず、重きは父母以外の人に養いを受けるケースもあるとします。
10 印綬星
印綬が生年にあれば家柄正しく、特に祖先の精神的遺産を多く受け継いで尊親の慈愛も厚くして名望高き家とみる。
しかし、傷
(いた)みあれば名ばかりで結果頼りとなりません。


ここまで「年柱」に現れた “通変星の吉凶”
解説を進めてまいりましたが上記「年柱」から始まって以下の「月柱・日柱・時柱」における各「柱」別となる、父母・兄弟・姉妹の生家との関係、配偶者の吉凶、子孫との関わり等々、「六親眷族に及んだ系譜図」をも含めた各「通変星」が表わす詳しい解説については下段でもご案内のとうり、新たに設置された龍得水主宰の “Web会員専用の運命学「特別・講座サイト」” 内にて別に「四柱概論」と銘うって新しいページを起こし、(すで)執筆・掲載して居るところであります。

引き続いて上記の “つづき” が掲載されている「四柱概論」ページを含めたこれら「サイト内ページ」をご覧になりたい方は龍得水発行の「パスワード」が必要となります。


これらはいずれも下段「ご案内ページ」の手続きに従って「パスワード」を取得することで今後は自由に閲覧が可能となりますので、
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11 神 ・ 殺 看 法
四柱推命学といえども古来より占術としての変遷を経て現在に至っているのであって、当然といえば当然であるが始めから今の姿であり続けて来た訳ではないのです。

これより解説に及ぶ「神・殺」看法はその感が特に強い占術手段で、約束通りに神・殺を羅列する過程でその吉凶は混交、雑多となってしっかりとした判断の根拠さえも見失うケースが多々生じ、結果真実からかえって遠くなり、原理原則をもって誰もが一定の判断を下せない隘路
(あいろ)に陥ってしまうジレンマに苦しむ傾向を強めてしまったのである。

近代に入っての四柱推命学は専
(もっぱ)ら五行の正理に基づいた「生・尅・制・化」を採り、その代名詞である「通変星」の “喜・忌・救・仇” を論じた「扶抑法」を中心に、地支同士が織り成すところの “刑・冲・会合” の働きを加味したより完成度の高い学理にまで発展し、その結果として的中率も他の運命学の追随を許さない程に真実に迫るものがあるという評価を得るに至ったのであります。

しかし前段にて申し述べたように本学といえどもその出発の段階から現在のように完成度の高さを誇っていたのではなく、古くは納音
(なっちん)や神殺に依るところ大にして、従来の神殺では補足出来ないものは新たに次から次へと神殺を起こし、これを “秘中の秘” として各星家が相伝してきたものであり、まさに “屋上、屋を重ね”、現在に至ってはその数が一説には百八十種にも及ぶといわれ、多きは “数え切れない程である” とも言われております。

これら神殺を繰り出しての鑑命法は種々の神・殺が四柱に乱立して吉凶が交錯し、その取捨選択に迷うばかりで果ては奇を衒
(てら)うあまりに鑑定はより一層呪縛(じゅばく)的に走る傾向を強めていったのである。

流石
(さすが)に本学が普及した現代にあってはこのような鑑定法に頼る者は少数と思われるが、しかし未だに鑑定を請う側、鑑定をする側の双方に、いわば “呪術的” な占いを積極的に受け容れる風潮も根強くあるようで、これが現代に於いても度々(たびたび)警察沙汰となって世間を騒がしている新興宗教と占いがドッキングしたような悲惨な事件の温床となっているともいえる・・・・・。

ただし、この「神・殺看法」が古法であるとはいうものの決して全てが理なき架空のものばかりではないことは、これらが本学と源流を同じくするものであるということを考えれば当然でもあり、勉学のためにここでは本学の補助的な看法としてその代表的な神殺を列挙し、解説を加えることとしました。


 (1)神・殺の一覧「早見表」

「神・殺」を四柱に組織するには「神・殺 “早見表”」によって簡便を得ることが出来ますが、神殺を起こすにあたっては生日・我が身日干を中心に見るものと、生月の支より見るもの、また地支同士の作用によって見るもの、さらには一個の干支そのものに一ツの神殺が構成されているもの等があり、以下参考のためにそれらの「一覧表」を先に記し、その後、これら早見表に従って一般的な「神・殺」を順を追って解説を進めていくことと致します。



年・日 「干」よりみる神・殺 一覧表
 
  神殺 \ 日干   表の見方
 大極貴人 辰・丑
左記の表は天干に附される神・殺を示したものである。

例えば最初の「大極貴人」は上段日干が甲・乙の場合は子と午がこれにあたり、次の「天乙貴人」ならば日干が乙であれば申が陽貴人、子が陰貴人となる。

また「羊神」を採るときは日干が壬であれば子がこの神殺にあたる。

さらに下って「紅艶」は年・日干が丙の場合ならば寅となってこれにあたることになる。

他の神・殺もこれにならって取用すればよろしいです。
戌・未
 天乙貴人
 福星貴人 
 天厨貴人
 天福貴人 
 天官貴人 
 文昌貴人
 節度貴人
 
 羊刃
 飛刃
 暗禄
 金輿禄
 二支ならぶ
 夾禄 
 
  年・日干  
 紅艶 
 流霞
 国印
 時禄
 


年・月・日 「支」よりみる神・殺 一覧表
 
  神殺 \ 月支   表の見方
 天徳貴人
左表は地支に附された神・殺を示したものです。

「天徳貴人」を例にとれば月支が子のときは巳がこれにあたり、華蓋であれば日・時の地支が卯であれば未となる。

またさらに「咸池」の場合は年支あるいは日支が辰で他柱酉を見ればこれが咸池となり、また巳があって他柱に午を見れば同じく咸池となるが如し。

以下はこれにならって理解すべし。
 
 月徳貴人
 天徳合
 月徳合
 
  日・時支
 華蓋
 
  年・日支
 駅馬
 咸池
 劫殺
 亡神
 孤辰
 寡宿
 黄旛
 血刃
 弔客
 病符
 白虎殺
 紅鸞
 隔角
その他多数                        
 


干支に直接付く 神・殺 一覧表
   
  神殺\干支 該当する干支一覧   表の見方
  庚辰 庚戌 戊戌 壬辰  
左表にて示す神・殺は一個の干支そのものに附されるものです。
例えば「罡」は庚辰・庚戌・戊戌・壬辰の以上四つの干支に付き、「禄馬同郷」は癸巳・壬午の二つの干支がこれにあたる。
 日徳日 甲寅 丙辰 戊辰 庚辰 壬戌
 日貴日 癸卯 癸巳 丁酉 丁亥  
 日刃日 壬子 丙午 戊午    
 禄馬同郷 癸巳 壬午      
 


それぞれ該当する「神・殺」を繰り出すにあたっては上記に掲げた「神・殺 一覧表」に従って各人の命式に附することになります。

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 (2)各神殺の吉凶解説

これよりは上記に掲げた「神・殺 早見表」の順番に従って各「神・殺」の及ぶところの作用、効用の解説に筆を進めてまいりたいと思います。

「神・殺 看法」の冒頭でも申し述べたごとく、これら “神・殺” の在り様は本学とは源流を同じくするものでありますが、その論理性において現代の「四柱推命学」理論との比較から考察するとき、その論理基準や判断が一方的、かつ呪縛的に流れて吉凶も交雑して統一性に欠ける嫌いが多々あり、ためにこれを重用しない傾向を強めるに至ったのであります。

しかし、たとえその多くはそうであったとしても “理有る” ものも少なからず存在するは、これら「神・殺」の中に本学の流れを汲むものが多々あるからに他ならないのであって、その意をもって以下に掲げる「神・殺」の効用と理解に努められることを願って順次解説に移ります。


大極貴人

たいきょく

大極貴人は天乙、天福の二貴人に次ぐ福徳を有する神といわれ、何事も始めあって終わりが整い、先天的な福祉と祖先の庇護が厚いとされており、人の後援を受けて運を開く神といわれているのです。

しかし刑・冲あるときはその効能も失なわれるとします。

天乙貴人

てんおつ

天乙貴人は最も尊貴の神といわれ、一切の凶殺はこの神に逢うことで隠然として、すなわち直接的には現れないが見えないところで効力を発揮して災いを避けられるとし、凶事を吉に化すの徳があるとします。

また天乙貴人には上記一覧表に示す如く、「陽貴人」、「陰貴人」の二種類が区別されており、このうち陽貴人をそのまま “天乙” とし、陰貴人は別に “玉堂” とも称され、冬至より一陽来復して夏至に至るまでを陽貴人が司り、陰貴人は夏至より逆に一陽づつ消失して冬至に至る期間をもってこれに当て、この間に該当して生まれればそれぞれ貴人特有の性能がより一層発揮されるとし、その反対となる時はこれを “天乙緩慢” と称して効能は薄くなるとするのです。

天乙貴人は支合、三合を喜んで福慶に恵まれるとしますが、貴人が直接冲尅されるを嫌い、また空亡に陥るときは実業的な分野では貴人の力は十分に発揮されないとみなされますが、非生産的な分野では意外の効力ありともいわれております。

さらに日貴日の生まれは天乙貴人が自ら坐す日となり、癸巳日、丁酉日、癸卯日、丁亥日の以上四日が該当しますが、吉格に入るときは富貴栄達して福力は厚く、ただし三刑、冲、害を見るときは人は聡明といえども一生の間で苦労は免れないともいわれております。

福星貴人

ふくせい

福星貴人は衣食豊かで人に敬愛されるとし、たとえ困難に際会なすといえども助けがあり、結果、福寿は共に備わって安楽の効ある星といわれております。

天厨貴人

てんちゅう

天厨貴人は食神にあたる天干よりみて建禄となる地支に付く神で、その作用は当然のことながら食神に似て福寿は厚く、衣、食、住を司って食禄は豊かなりと判断されるのです。

天福貴人

てんぷく

天福貴人は正官より見て建禄となる地支に付く貴人の神で、吉格となるときは一代でよく立建成功して必ず長上に立って名誉を得る尊栄の神とされるのです。

天官貴人

てんかん

天官貴人は名位福禄の神となり、格式よろしきを得てこの神をみるときは貴を欲して栄達し、終には名利双全となって天与の福分は大いに厚き命なりとされます。

文昌貴人

もんしょう

文昌貴人は陽日の生まれは十二運の「病」星に付き、陰日生まれのときは十二運の「長生」の星に付くこととなり、「天厨貴人」に似てその作用は食神の星と同じくし、我が身日干より秀気は発露して聡明多智のかたちとなります。

人は文学、技芸の何か一つに優れた才能を有するとし、凶に逢ってもこれを吉に化す作用があるとします。

節度貴人

せつど

節度貴人はすべからく円満、調和を愛して諸事に義理堅く、総じて平和主義にして争いを好まず、ために自然と人望を集めて推挙を得る象があるとされるのです。



ここまで解説を進めてまいりました
“節度貴人” 以下
、上記「神・殺 早見表」に掲げたこれより他の「神・殺」の解説は本編「基礎編」から引き継いだ「上級講座」プログラムとなる Web会員専用の運命学「特別・講座サイト」内の “四柱概論ページ” にて既に掲載中であります。

この「特別・講座サイト」を閲覧するには下段 “ご案内ページ” の手順に従って「パスワード」を取得することで以後は自由にご覧いただけるようになっており、下段記載の文字列をクリックして「案内ページ」を開き、ご一読下されば「特別サイト」の内容、及び「パスワード」入手等の手続きが確認できますので希望される方はページ内に設置したお申し込みフォームからメールにて入手して下さい。



上記「神・殺 早見表」の順番に従って「大極貴人」から「節度貴人」までの主に「神・殺」の “神” に該当する部分の星神の解説を進めてまいりましたが、「羊刃」以下、どちらかといえば “殺” に分類される星を中心にその他の数々の「神・殺」についての “より詳しい” 一覧解説はその大部分を上記ご案内の通り「上級編」となる「特別・講座サイト」内に収められた「四柱概論」ページに譲ることとしました。

ここでは「神・殺」一覧表に掲げた総ての神殺星の吉凶作用と成立原理も併せて解説が収められており、順を追って残りの「羊刃」から始まって「隔角」までの残り “二十七個” の「神・殺」、及び「罡」から「禄馬同郷」までの直接干支に付された「神・殺」 “五個” の合計 “三十二個” を含めた一つ一つの「神・殺」についての詳しい吉・凶作用の説明がその依
(よ)ってなす原理と共に総て、 Web会員専用の「限定・特別サイト」内にて「四柱概論」と銘うって既に新規掲載されて居るところであります。

お手数をお掛けして誠に申し訳ありませんが、これらはいずれも “会員限定” の「講座プログラム」となっていて一般には公開されておらず
、会員専用に収められた講座ページの閲覧には龍得水発行の「パスワード」が必要となります。

下記に示した “ご案内ページ” の手続きに従って「パスワード」を入手することで今後は自由に閲覧が可能となりますのでご希望の方は以下の文字列をクリックして “案内ページ” を開き、ここで「専門サイト」内の各ページ毎
(ごと)を概略説明した「会員専用講座ページ」の “サイトマップ” をご一覧いただくことで全体がご理解出来るよう手配いたしました。


  「パスワード取得の案内ページ」に


「サイト」の内容確認、及び「パスワード」取得の手続き等については上記の “案内ページ” を開いてご確認をいただき、納得出来ましたら記載された手順に従って「パスワード」を入手して下さい。


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12 五行の旺衰・強弱
いうまでもなく五行とは「木・火・土・金・水」の五であり、生年・月・日・時を基に暦表より組織された四柱「干支・八字」のなかに既に備わるもので、その五行それぞれが織り成す力関係によって人の禍福が定まるとするは今迄にも再三、再四、申し述べてきたところであります。

そもそも、この五行の「旺衰・強弱」論については、これまでにも縷々
(るる)解説を加えてきたとうり本「四柱推命学」そのものを学び、かつ習得する上での、いわば基盤となる論理を構成している最も大切な概念であり、本来ならば新たに巻を起こしてページを費やすべき事柄で、本学を理解する上でも避けて通れないほど重要なものであります。

しかし、今回この四柱推命学「基礎編」ではその基本のところを理解して頂くことが中心であり、ここであまりページを割くことは出来ないのですが、そもそも五行の「旺衰・強弱」が何故に重要であるかは、日干を含めた四柱・八字のそれぞれが置かれた各立場での力関係を確認する、いわばバロメーターの役割りを担っているからに他ありません。

すなわち最初は平準的な五行の力関係に広大無辺の太陽のエネルギーが加わることでそれぞれの五行に「旺衰・強弱」の “軽重” と、“等級” が生じるのであり、これによって変化する各々五行の力量、力関係を先ず察知し、これをさらに一歩進んで社会的な人事の出来事、あるいは事象として捉えることが出来るのであって、それこそがまさに日干を中心として附された五行の代名詞である「通変星」の最も大切な働きとなるのである。

ここに至って “トータル” としての一個の “人間” と、その受け皿である “社会” との係わりが推演
(すいえん)出来るとする本学の根拠があるのであり、太陽のエネルギーと地球という関係の中で、その地球上で生息する一個の生命体としての人間が、この偉大な太陽のエネルギーの恩恵にどれだけ与(あず)かるかたちで呱々の産声をあげることが出来たのか・・・ あるいはそうでないのかを問う学問でもあるのです・・・・・。

このように人の誕生日となった生年・生月・生日・生時という “時の流れ” の一瞬を切り取った、まさに “その時” の五行の「旺衰・強弱」を個有のものと看做
(みな)し、これを人間の生きる基盤となる生命力の強弱、さらには社会的なる人間がその自ら構築した社会の中での自身の立ち位置の有利・不利を推察し、そしてその環境によって育まれたであろう性情を察っすることで品性を窺(うかが)い知るのであり、これにより一個の人間がその社会の中における活動の結果としての栄枯盛衰を予測し得るとする実に壮大なるロマンを有した運命学なのである。


 (1)日干の力量(旺衰・強弱)

この五行の「旺衰・強弱」論は本学におけるメインテーマでもあり、特に我が身「日干」の活動の源泉ともなる日干そのものの力量を窺い知ることは本学における実際の鑑定の場で最も大切な知識であり、高等技術であります。

すなわち日干の力量が測れるということは日干以外の全ての干上に現れた各「通変星」の力量も知ることが出来るということであり、それはとりもなおさず本「四柱推命学」を理解し、応用し、鑑定判断に至るための知識と技術をマスターしていく上で会得しなければならない “道” でもあるからに他ありません。

そもそも生日天干の我が身を含めて四柱総ての天干の興敗は太陽が支配するところの寒暑・冷暖「四時」の向背にかかっており、すなわちそれぞれの天干から見て四時が味方すれば旺じ、背けば衰えることになり、ここに至って各天干の旺衰が決まるのであって、これが旺と衰を見る場合の第一の原則となるのです。

たとえば木気は春に時令を得て最も「旺」じ、夏は枝葉繁るといえども幹は養分を盗られ退気となって「休」し、土用は土を破って己が根を張らんとして疲れ「囚」となり、秋に至れば枝葉はことごとく枯れて「死」をむかえ最も衰え、冬来たれば極寒といえども精気は再び根に帰して進気に転じ「相」となる・・・これすなわち木気の四季に照らしての旺衰となるのです。

これを五行別に表にあらわせば以下のようになります。


 (2)五行別の 四時・旺衰 表
 
五行別 の 旺・相・休・囚・死 表
五行\四時 土用
(四季)
五行別 の 月令 表
日干\生月 月令を得る月
甲・乙
(木)
寅・卯・辰の春月生まれ
丙・丁
(火)
巳・午・未の夏月生まれ
戊・己
(土)
同上
庚・辛
(金)
申・酉・戌の秋月生まれ
壬・癸
(水)
亥・子・丑の冬月生まれ


“日干の「旺衰・強弱」を分別”
するにあたっては上記四時の向背、十二運星の働き、五行そのものの力関係等々を含めて判断されるもので、これを解りやすく「最強旺・強旺・中位・弱衰・最弱衰」の五段階に分けてその力量を評価するつもりであるが、本編「基礎編」においては少しく実践的に過ぎてこれらを「基礎編」の中で取り上げるにはやゝ馴染まないテーマでもあると判断し、ここでは以上、五行「旺衰・強弱」の概念だけを述べるに止めることと致しました。

このテーマについての具体的な解説は
「“日干” 旺衰・強弱論」と共に「月令論」、さらには「十二運星引従法」等々を加え、龍得水が別に主宰する「Web 会員専用サイト」の中で新たにページを興した「四柱概論」ページ内にて項を設けて詳しく説明を加えたものを既に掲載しているところであります。

これらを閲覧するには下段ご案内の如く龍得水発行の「パスワード」が必要となります。

引き続きページのご愛読を希望される方は、下記 ≪終わりに≫ の下段に示した文字列をクリックして「パスワード」取得のための “案内ページ” を開くことで、併
(あわ)せ「専門サイト」内のページ内容が一頁毎(ごと)概略説明された「会員専用ページ」の “サイトマップ” がインスタントに一覧出来るご案内ページを手配いたしました。

「サイト」の内容確認、及び「パスワード」取得の手続き等についてはこの “案内ページ” にて確認、精査をいただき、ご納得出来ましたら記載された手順に従って「パスワード」を入手して下さい。



龍得水「四柱推命学 “基礎編”」シリーズ

≪ 終わりに ≫

四柱推命学が数ある運命学の中で最も難解であると言われるのは、その論理の基礎を構成する十干・十二支に代表される五行観と、さらにはその五行同士が繰りひろげる勝ち負け、さらに進んでその旺衰・強弱を見極めるところから天地自然の理を察し、これを一個の人間の盛衰にまで敷衍
(ふえん)していくしっかりとした論理性の習得が必須であることがあげられる。

何が正しくて、正しくないのか?・・・あるいは何が真実で、真実でないのか?・・・は、この際は一時置くとして・・・本「四柱推命学」は独自の理論といえども他の運命学の追随を許さない圧倒的な論理性をもって組み立てられているのであり、まさにこの一事をもって本学を学ぶ意義もそれがたとえ真偽の上でささやかなる信頼性の基盤の上に成り立っている論理構成であったとしても「ある」と言うべきなのである。

本編の趣旨は、まさにその論理性の基本となる五行観の習得を中心に執筆・編集を続けているものであり、遅々として未だ完成を見ないを遺憾とするも四柱推命学を学ぶ上で避けては通れないまさに基本中の基本となるもので、この五行思想観は他の運命学全般にもかかわっている東洋思想の背骨をなすものでもあります。

ただ、本「基礎編」はこの “シリーズ” (4) をもって一応の区切りとし、以降は下記ご案内の “会員制” となる「運命学 “特別サイト”」に講習の本分を譲ることにしますが今後も折にふれ、時に触れて解説に筆を加えるつもりであり
四柱推命学の真髄に少しでも迫れるようにその土台となる「基礎編」シリーズの充実に努めることで愛好家諸賢の応援に応えたいと思っております。


「基礎編」シリーズ以降については再三にわたって申し述べてきたように他の運命学も含め、本「四柱推命学」をもっと詳しく理解し、勉学を深めたいと思っている方々のためにより専門性を高めた新しい「運命学講習 “プログラム”」をご用意し、既に掲載中となっている。

これらは別に “パスワード” を取得することでご利用いただけるシステムを採用した「会員制」の特別 “限定サイト” となっており、よって龍得水が発行する「パスワード」を新たに入手することで「基礎編」以降の “新シリーズ” として Web会員専用の運命学「特別講座サイト」に進むことが出来るもので、謂(い)わば今迄の「基礎編」に対する「上級編」としての位置付けで運営するところであります。

こうして設置されたこの「上級編 “シリーズ”」は一般には非公開で、特に難解と言われる四柱推命学を中心に本学を勉学・愛好される方々はもとより、プロを目指す方にもご利用頂けるように編集した
“運命学をより深く理解する” ための「専門サイト」でもある。

一層の勉学・研究を希望される方は以下に記した文字列をクリックすることでその内容を説明した Web会員専用の「特別サイト」 “ご案内ページ” が開きます。


  「パスワード取得の案内ページ」に


ここで「パスワード」取得のための手続きを経ることで誰もがメールにて入手が可能で、今後は自由に会員専用の「特別サイト」内をご覧いただけるようになりますので希望の方は是非ご利用下さることをお勧めします。


本編はあくまで四柱推命学の「基礎編 “シリーズ”」として龍得水が執筆・編集を進めて来たものであり、未だ完全に終わりをみていないことを遺憾に思いますが、ここまで熱心に愛読して来て頂いている愛好家諸賢のために上記 「Web会員専用」の “特別サイト” とは別に、下段に設置した「次のページ」ボタンをクリックしていただくことでより本格的な四柱推命学となる「格局(かっきょく)」の一部を抜粋して編集した “公開版ページ” へと進むことが出来るように手配いたしました。

ただし、この少しく簡略編集した “公開版 「格局論」ページ” といえども、これを正しく理解するためには本編にて縷々
(るる)解説を進めて来た四柱推命学「基礎編」の習得が必須であります。

興味と自信のある方は引き続きこれらをご愛読いただくことで、より一層四柱推命学への理解が深まることを信じます。

                                                龍得水



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参考文献

この “四柱推命学「基礎編」シリーズ” の執筆・編集にあたり、阿部泰山著「四柱推命学」全集、亀石崖風著「四柱推命学事典」等を参考文献として活用させていただきました。
特に独学の小生にとって阿部泰山・全集は大変参考になったことを、深甚なる謝意をもって一言付け加えておきます。



初筆 2010/03/25
最終加筆 2016/12/06

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